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お悩み相談:冷え症・生理痛・頭痛・肩こり
冷え症
同じ環境の中にいても、特定の人だけが冷えを訴えることがあります。
このように、普通の人は冷えを感じないようなところで、手足や腰、全身に冷えを感じる人を「冷え症」といいます。
●衝任虚寒、お血阻滞タイプ 月経不順、足腰の冷え、更年期における不定愁訴などの方にみられます。 |
症状として ・月経不順、月経困難 ・足腰が冷えやすい ・更年期障害 |
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●肝血虚、脾虚湿滞タイプ 貧血ぎみの方の足腰の冷えや肩こり、むくみなどの方にみられます。 |
症状として ・冷え症 ・月経痛 ・むくみやすい |
●気血両虚タイプ 元気がなく、疲れやすい、食欲不振、貧血、手足が冷えるなどの方にみられます。 |
症状として ・食欲が無い ・皮膚につやがない ・息切れしやすい |
●陽虚タイプ 冷え症、疲れやすい、食欲不振、皮膚につやがないなどで栄養状態が低下している方にみられます。 |
症状として ・腰や膝がだるい ・疲労倦怠 ・手足が冷える |
生理痛
妊娠・出産という役割を担う女性にとって、生理は健康状態の影響が強く現れる、非常にデリケートなからだの仕組みといえます。
漢方では、生理痛を引き起こしている根本の原因を探って治療しようとします。
「血液の循環が悪い」「栄養が不足している」、といった状態を改善することで痛みなどの症状が治まります。
●下焦の血おタイプ 「月経痛」だけでなく、「月経不順」「肩こり」「頭重」等でお困りの方にもみられます。 |
症状として ・生理の前から痛む、 刺すような強い痛み ・顔色、唇が暗紫色 ・アザやシミができやすい など |
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●肝血虚・脾虚湿滞タイプ 「月経痛」だけでなく、「冷え症」「むくみ」などでお困りの方にもみられます。 |
症状として ・生理の後半に痛む、シクシク痛む ・冷え症の人(特に足腰が冷える) ・顔色が青白い(貧血気味の人) など |
●表寒、寒湿困脾タイプ 「月経痛」だけでなく、「腰痛」「胃腸炎」「頭痛」などでお困りの方にもみられます。 |
症状として ・下半身が冷え、腰痛、神経痛がある ・食欲不振、悪心などがある ・冷たい物のとり過ぎ、クーラー等で体が冷えている など |
頭痛
頭痛の多くは、生活習慣、ストレス、体質などが原因となって発生するといわれています。
しかし、そのメカニズムは、いまだ明確に解明されていません。
漢方では頭や脳のことを「清陽(せいよう)の府」と呼んでいます。
「清陽」とは、脳をはたらかせるために欠かせないエネルギーや栄養物質を指し、何かの原因によって、この清陽が頭に到達できなくなるために頭痛が起こると考えられています。
●肝陽化風タイプ 慢性頭痛や血圧が高め、イライラ感といった症状を持った方にみられます。 |
症状として ・イライラしがちで血圧が高い ・肩こりをおこしやすい ・頭のふらつきがある |
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●胃虚寒の胃気上逆タイプ 疲れやすく、食欲がない、手足が冷えやすい方にみられます。 |
症状として ・寒さに弱く、手足が冷えやすい ・胃腸が弱く疲れやすい ・吐き気がある |
●脾陽虚の水飲タイプ めまいやふらつき感がある方にみられます。 |
症状として ・からだが重だるい ・めまい、立ちくらみがある ・息切れ、動悸がある |
●頭風タイプ 風邪によって頭痛を誘発された方、反復性にみられます。 |
症状として ・頭痛を繰り返し起こしやすい ・風邪をひいたうえで、頭痛がする ・情緒の変動によって頭痛を起こしやすい |
●脾気虚の風痰上擾タイプ 胃腸があまり丈夫でなく、めまいを起こしやすい方にみられます。 |
症状として ・めまいを起こしやすい ・胸苦しい、嘔吐感がある ・食欲不振、疲れやすい |
肩こり
漢方では、肩こりは肩の筋肉や組織に「気・血」というエネルギーや栄養物質がめぐらなくなって起こると考えています。
漢方薬は、肩こりを引き起こしている原因を突き止め、気・血の流れをスムーズにすることで肩こりを治療します。
●風寒タイプ からだを温め、首や背中のこりをほぐす漢方を用います。 |
症状として ・寒い日に肩こりがひどくなる ・首筋がこる ・痛みよりもしびれる感じが多い |
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●肝鬱血虚タイプ 自律神経の機能を調整し、肩こりを解消する漢方を用います。 |
症状として ・肩が張ったように痛む ・仕事などでストレスが多い ・イライラすると肩こりがひどくなる |
●瘀血タイプ からだの血行を良くし、お血体質を改善する漢方を用います。 |
症状として ・頭痛や肩こり、めまい、動悸などがある ・目の下にくまができる ・舌の裏の静脈が紫色になっている |